分譲のデザイナーズマンションに住むのは、やや思い切りが必要です。
なぜなら、その物件がオシャレであればあるほど、暮らしやすさに少し犠牲をはらわねばならないからです。
例えば、デザイナーズマンションの代名詞であるコンクリートの打ちっぱなしは確かにかっこいいですが、夏は暑く、冬は寒いもの。
ガラス張りの浴室はやはり来客などで困ることもあるでしょうし、螺旋階段は小さい子供には少し危険な気もします。
もちろん、これらのデザイナーズマンションが駄目だというのではなく、そこに住む人やライフスタイルによっては、暮らしやすさといった意味で少々難があるという話です。
また、デザイナーズマンションも分譲となると、長い目で住むことを視野に入れなければなりません。
結婚や出産で家族が増えることもあるでしょうし、自分自身が年を取っていきます。デザイナーズマンションを購入するのなら、十年後、二十年後もこの部屋で大丈夫か?ということを考える必要があるのです。
そういったことを踏まえても、分譲のデザイナーズマンションで大丈夫、むしろ歓迎というのなら、今は購入のチャンスかもしれません。
デザイナーズマンションも一時期に比べて価格が落ち着いてきています。最近では中古マンションをリノベーションしてデザイナーズ物件に生まれ変わらせるのも流行しています。
それらはやはり新築のデザイナーズマンションよりも安く手に入ることがほとんどです。選択肢の一つとして頭に入れておきましょう。